牢から脱走って・・・・・
一体尸魂界はどうなっちゃってるんだ?
----偽りの手紙----
俺は冬獅郎を探した。
雛森さんが脱走したとなると冬獅郎はその後を追うはず。
しかもそれによってより悪い方向へと進む。
そんな気がしていた。
「-やっと・・・見つけた・・・・・・。こんな処に居たのね・・・」
俺が冬獅郎を見つけたときには遅かった。
市丸と吉良と対峙している冬獅郎。
その間に飛び込んだ・・・・・雛森さん。
切羽詰った顔をしている。
絶対に・・・・・・ヤバイ。
「止せ、雛森!!お前の敵う相手じゃねえ!俺に任せて退がってろ!雛森!!!」
必死に止めに入る冬獅郎。
大好きだもんな、お前。
俺もすぐに止めに入れるように準備をする。
が、刃は思わぬ方向に向けられた。
「-雛・・・・・・森・・・・・・?」
「・・・藍染隊長の・・・・・・仇よ。」
は?
冬獅郎なわけがない!
俺は一緒に居た。
結構ギリギリの時間まで。
何をどうやったらそんなことがいえるのか。
雛森さんは冬獅郎のこと、そんな風に考えるような人じゃなかった。
人を疑うようなことをする人じゃなかった。
ありえない。
何か原因があるはずだ。
そう考えていると、静かに雛森さんが話し始めた。
「僕は恐らくすでに生きてはいないだろう。だから、僕の最も信頼するきみのために、僕の暴いた真実のすべてをここに記す。なぜ朽木ルキアは処刑されなければならないのか?なぜその期日は早まり続けるのか?それを調べるうち、僕はひとつの事実に辿り着いた。」
淡々と話す雛森さん。
藍染隊長の考えていることは確かにそうだ。
早まる期日、大罪とはいえ処刑まで行かないはず。
それを・・・・・・雛森さんだけに知らせるために手紙を?
おかしくないか?
そして、手紙の言葉を雛森さんはこうきった。
「その忌まわしき者の名は日番谷冬獅郎-。」
藍染隊長の手紙じゃない。
雛森さんが大切にしている人物を、あえて話すタイプの人じゃなかった。
俺はそう思うと、その場を離れた。
この場所に、近づいてくる霊圧の人物に任せておけば大変な自体には陥らないだろうと判断して。
今は一刻も早く、一護たちの味方となる人物を強化しておかなくては。
そして、俺は真実を知らなくては。
ある人物を探して闇に紛れた。
「阿散井恋次副隊長、やっと見つけた。話があるんです。」
「あぁ?誰だ、お前は。」
「俺は十三番隊第六席の水雫澪といいます。あなたの力を借りたい。」
「どういうことだ?」
「藍染隊長から雛森副隊長への手紙が残されていました。内容は日番谷隊長による双極を奪い取るための策略だと。」
「で?なんなんだよ、澪。」
「そんなわけがないんです。日番谷隊・・・冬獅郎は俺と一緒にいたんです。藍染隊長の陰謀、又は別の誰かの陰謀としか。真の敵を見つけ、ルキアを救い出すためにもお願いできませんか?」
「・・・・・俺は手を組むつもりはない。が、目的は一緒だ。何か策でもあんのか?」
「一護が修行している場所にお連れします。卍解の・・・・・修行です。」
「望むところだ。連れて行け、澪!」
よし、これで朽木隊長とかの方は大丈夫だろう。
俺は阿散井副隊長と一緒に一護の修行場である双極の丘までやってきた。
阿散井副隊長はニヤリと笑う。
「・・・間違いねぇ・・・あいつの霊圧だ・・・」
「でしょ?ここの地下にいます。俺は他にすることがあるので、ここで。」
「あぁ、わかった。また、後でな。」
さっき阿散井副隊長と一緒に居た時にやってきた地獄蝶。
明日に変更されたルキアの処刑を知らせてきた。
時間は刻々と迫ってきていた。
---あとがきと書いて言い訳と呼ぶ---
恋次登場!!!
澪ほぼ解説。
へぅ。やっと終わる軌道が見えてきました。
もうじき双極開放です。
澪はいずこに向かうのか・・・・?
それより、斬魂刀をいつ開放するのかが謎になってきました。(ノン
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